こどもざんまい

パワフルな子どもとアクティブな夫とあわよくば教育に繋げたい母

【自尊心を傷つけない】子育てのタブーを経験から深掘る

こんにちは。

「与えるより奪わない」「生きる力」を柱に子育て奮闘中。2児のママ、とろぴかるです。

 

私の父親は何かと人を茶化したり、からかったりするタイプでした。

本人は傷つけた自覚など微塵もないと思いますが、私は父に随分と傷つけられました。

そんな経験から、私が育児で絶対にやってはいけないと考えている事、気を付けている事を深掘りたいと思います。

子育て 自尊心 



子どもに恥をかかせる

子どもにだってプライドはあります。子どもだからってプライドを傷つけて良いわけありません。

◎人前で叱る◎

よくある光景ですが、人前でを𠮟りつけても言われた方は「恥をかかされた」という思いしか心に残りません。親が人前で子どもを𠮟りつける心理には、「自分の正当性をアピールしたい」「自分の躾が悪いと思われたくない」など、世間の目を気にしての事が多いのではないでしょうか。

◎子どもをからかう。子どもを笑う◎

大人に悪気は無く、軽い気持ちで言ったことが子どもを傷つけている場合もあります。

複雑で敏感な子どものこころは大人が考えるよりずっと傷つきやすいうえに、子どもは傷ついた事を見せないように一生懸命振る舞います。

 

父はコミュニケーションの一環のつもりでからかっていたのだろうけど、小さい時にからかわれこと、笑われたことは、案外大人になってからも引きずっています。

成績を小馬鹿にされたこともありました。

兄弟と比べて成績が悪い事を笑われました。父には悔しさをバネに…との思いもあったのかもしれませんが、ただただ傷ついて、兄弟仲が悪くなっただけでした。

 

からかったり茶化す事で距離が縮まる場合もあるとは思いますが、それは十分な信頼関係があり、同じ立場、横の関係でないと成立しません。

親と子の関係では難しい。

 

プライドを傷つけられて育った影響

おかげで私は自尊心が低いです。

人前で意見を言ったり間違える事が怖い。自己犠牲も強い。

すべてが親のせいだとは言わないが、影響は大きいと思っています。

 

父は亭主関白な九州男児で、とても照れ屋な人でした。

素直な自分を見せる事が出来ず、茶化したり、からかったり、揚げ足をとったりする事が父のコミュニケーションの方法だったのでしょう。

しかし、子どもは一人の人間として尊重すべきものです。

大人の傲慢や無知で傷つけてはいけないのです。

 

自尊心を傷つけない

本当の優しさとは相手に恥をかかせないことなんだと私は思います。

たとえ相手が悪いとしても、相手を理責めにして、とことんまで追い詰めようとすれば、相手の尊厳を傷つけることにもなりかねません。

それは子どもであっても同じで、

児童精神科医佐々木正美先生の本の一文に

「しつけは子どもの自尊心を傷つけないように」とあります。

 

人は恥をかきながら生きていくもの。

恥をかくことで向上し成長するもの。

しかし、自分が招いた結果の恥と人にかかされた恥とでは性質が違います。

 

どんな状況でも、誰が相手でも、尊厳を傷つけることのないコミュニケーションを心がけたいですね。